10月のたより

見えるもの見えないもの

園のたよりが渡される頃、暦の上ではお彼岸ですが、今年の北海道の気候は異常と思えるほど、残暑が続いています。
そんな中、先日、運動会が行われました。グランド上で表現する子どもたちも、我が子を声援する保護者も、暑さに耐えながらの運動会でした。競技に参加された皆様、ご苦労様でした。最後までのご声援、本当にありがとうございました。
当日を迎えるまで、子どもたちも一生懸命練習に取り組んできたにもかかわらず、練習では勝っていたのに負けたり、負けていたけれども本番で勝つというような、いろいろなドラマを見ることができました。観覧席から見える子どもたちの競技の姿は、勝敗という目に見える形で見てしまいがちですが、それまで何回も勝ち負けを経験する中で勝った人も負けた人も一生懸命取り組む時の目に見えない部分の大切さを(皆で一つのことを成し遂げる達成感、相手への思いやりなど…)感じていたのではないかと思います。
フランスの作家サン・テグジュぺリの童話『星の王子さま』の終わりに、キツネが王子さまに向かって次のように言う言葉があります。
「なに、なんでもないことだよ。心で見なくっちゃ、物事はよく見えないんだよ。」すると王子さまは、このキツネの言葉を忘れないようにするために「肝心なことは目には見えないんだよ」と何回も繰り返すのです。
運動会をきっかけに、体も心も一回り大きく成長されたことでしょう。感謝です。

わたしたちは、「見えるもの」ではなく、「見えないもの」に目を注いでいます。「見えるもの」はこの世かぎりのものですが、「見えないもの」は永遠に続くものだからです。 コリントへの第二の手紙 4章18節

園長 千葉円哉

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