一人ひとりも、集団も成長するチャンス ・・・ 自由遊び
朝の身支度が終わると、「今日は何しようかな」と教室の棚や道具箱に向かう人、前日から狙っていた遊びにまっしぐらの人、一緒に遊びたい友達が来るのを待っている人、と様々です。
ブロックコーナーでは、一人でブロック遊びをしているところにブロックで遊ぶ人が加わり、やがて、線路がつながって駅が出来たり電車が走ったりと遊びが広がっていきます。
変身が大好きな人たちは、チラシのスティックや新聞紙のドレス、それに、トイレットペーパー芯のマイクがあれば準備万端です。すっかり世界に入り込み、観客を前に歌ったり踊ったり、誰かに魔法をかけたり…。
ホールでは、スクーターを猛スピードで走らせ急ブレーキを掛けては満足顔の人たちや、鉄棒や跳び箱に何度も取り組んでいる人たち、本園の歴史と共に歩んでいる年取った滑り台も格好の基地になっています。
玄関ホールでは、縄跳びの記録更新に意気込む人たちがいたかと思うと、いつの間にか、紙飛行機が飛び交う場所になったり、鬼ごっこやかくれんぼの遊び場になったりします。
廊下の突き当たりは、切り紙や縫い取りのコーナーです。
じっくり取り組みたい人たちが、自由にやってきてははさみを黙々と動かしていたり、針になかなか糸を通せなくても何度もチャレンジしていたり…。
どの人も良い表情で過ごしています。
自分のやりたいことが見つかるのは、とっても幸せなことですね。
やりたいことが見つかって自分なりのペースで取り組み、良い終わり方をすることが出来たなら、その人の内面には“充実”が広がっていることでしょう。
